その日のまえに


20080829-sonohinomaeni.jpg その日のまえに
 2008年/日本
 監督 大林 宣彦
 出演 南原 清隆、 永作 博美
    寛 利夫、 今井 雅之




夫と2人の息子と幸せに暮らすとし子は、ある日余命1年を宣告される。
「その日」を前にどう生き抜くのか。
とし子と、それを取り巻く人々の物語。

今までにも「余命1年」と宣告される物語は、沢山観て来た気がする。
毎度、当然の様に泣かされはするけど、案外心に残らなかったりする事の方が多かった様に思う。
でも、この映画は一味違う。
物語はとし子や夫、息子たちを中心として進められていくけど、色々な人たちの色々な人生が時代を越えて同じ時を刻み、そして繋がっていく。
重松清原作らしい、ファンタジックな映画でした。
それを、独特の世界観で魅せた大林監督も素敵です。映画が始まった途端大林ワールドに誘われ、ややクサい台詞や演技も気にならない。そこに存在する世界としてガッチリ受け止める事が出来ました。

逝く者とって「その日」が全ての終わりでも、次の日には何事もなかった様に日々は過ぎていく。
残された者にとって、その変わらない日々が途方もなく辛く、悲しい。
それでも残された者は自身の「その日」に向かって、精一杯に生きていく。
この悲しい別れこそが、自分をそうさせるんだ。
出会えて良かったと、心からそう思う。
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posted by iruyak at 2008-11-09 13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) |  ≫ さ行
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