![フローズン・タイム [DVD]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B0018RPPIQ.09.TZZZZZZZ.jpg)
2006年/イギリス
監督 ショーン・エリス
出演 ショーン・ビガースタッフ、エミリア・フォックス
ショーン・エヴァンス、ミシェル・ライアン
写真家が監督脚本の映画。
という事で、映像美を期待して拝見しました。
結果、映像美どころか脚本も面白い!そして、かなりロマンチックな映画でした。
美大生のベンは、別れた彼女の事が忘れられずに辛い日々を過ごしている。
不眠症になり、余計に辛い夜を何とかしようと、深夜のスーパーマーケットで働き始める。
不眠症が悪化したせいか、ある日、ベン以外の全ての時間が止まってしまう。
時間の止まった世界の中で、ベンは美しい女性達をスケッチし始める。
写真家や画家は、時間が止まって見える。
というけれど、「実際に止まった世界の中で、ひたすらスケッチをする」とは、面白い発想をするなーと感心した。ある意味深い。しかも興味深い。と思いました。
その止まった世界は日常なのに、美しい。
静止の美学とゆうか。止まって見える事の美しさというか。
写真家や画家があえて止まった世界を表現しようとするのは、こうゆう事なのか。と妙に納得してしまいました。
監督が写真家なので、その美学が絶妙に表現されてる気がします。
彼女と別れ傷心のベンは、のちに新しい恋に出会いますが、この恋の行方も、物語のテンポも、私的にはズバンっ。とはまった映画です。
もう数回は観たい。
trailer
テンポがよくて、最後まで引き込まれっぱなしでした。
ベンが静止した世界でスケッチをしているシーンはとても興味深くて面白かったです。
改めて、なぜ自分が撮りたいのかとか、撮る瞬間の感情を客観的に見せてもらった感じで、「なるほど」と納得させられました。
出演者はみんなキュートでファンになりました。特に監督のことはもっと知りたくなりました。
びっくり。意外な人からコメントが。
ありがとうございます。
でしょ。写真をやってる人間にはかなり興味深い映画やと思います。私もああいう静止の世界に紛れ込みたい、と思いますよね。面白い。