潜水服は蝶の夢を見る


潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】 [DVD] le scaphandre et le papillon
 2007年/フランス
 監督 ジュリアン・シュナーベル
 出演 マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ
    マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ




ファッション雑誌「ELLE」の編集長が重度の脳梗塞で倒れ、左眼しか動かす事の出来ない体になり、瞬きのみで意思を伝え自伝を出版したという、実話。

「はい」は瞬き1回。
「いいえ」は瞬き2回。
この気の遠くなる様な作業で本を出版したなんて、本人の伝えたい意思も、周りの支えも並大抵ではなかっただろう。
瞬きの回数は約20万回。ただただ凄い。

映画は元編集長、ジャン=ドミニク・ボビーの眼線から始まる。
眼を開けるが上手く開かない。
見知らぬ人達が集まってくるが、身動きが取れない。
声も出ない。
ここは一体どこなんだ。
この身動きの取れない眼線が、観ているこちらも窮屈で苛立つ。
早速冒頭で彼の気持ちを、少しながら理解出来た。
彼が涙すると、画面も曇って前が見えなくなる。
観ているこちらも心が痛くなる。
こうやって彼と共に物語が進んでいく。

左眼しか自由にならないが、想像力と記憶は冴え渡っている。
頭の中は健康そのものなので、余計に辛いし、考える事は普通の男性と同じ。
家族を、恋人を、ただ愛している。
でも、今すぐこの手で抱きしめる事が出来ない。
その事が最も、言葉に表す事が出来ない程に辛い。
体が動かなくとも、心は私と全く同じ。
とてもリアルで、涙が出る。

「僕はもう自分を憐れむのをやめた。」
体の自由が効く私も同じ。そうなれば、全てが好転してゆく。



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posted by iruyak at 2009-01-23 01:51 | Comment(2) | TrackBack(0) |  ≫ さ行
COMMENT
これずっと観たいんですよね。
やっぱよさそうですねー。
∞ Posted by pretty_kitten at 2009-01-24 16:12
> pretty_kittenさん

良かったですよー。視点が面白かった。
是非是非観て下さい。
それでまた感想聞かせて下さいね。
∞ Posted by iruyak at 2009-01-25 17:52
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