町田康


猫にかまけて猫にかまけて
町田 康

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猫のあしあと猫のあしあと
町田 康

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私の大好きな町田康が書く、私の大好きな猫のエッセイと言うのだから、これを読まないわけにはいかないし、読まないはずがない。少々興奮気味になるのも当然だ。
雑誌の方でちょくちょく読んではいたが、連載が始まりたての頃の分など、読み漏れが多々あると思っていた。別で読めずに溜まっている本を、順番に読んでる最中だったが耐え切れず、掟破りの順番抜かしで第一弾を衝動買いしてしまった。しかも第一弾では飽き足らず、第二弾にまで手を出してしまった。

町田節炸裂。毎回炸裂だが、彼の愛してやまない猫の話だけに、テンションが上がってしまって仕方ないのだろう、というのが読み取れた。
町田康は無類の猫好きで、彼自身(「猫のあしあと」を読み終えた時点で)9頭の猫(町田康は訳あって、猫を「匹」ではなく、「頭」と数える)と暮らしている。この本はその猫達の観察日記とゆう感じだ。しかもその9頭の内の何頭かは、保健所から預かっている猫で、中には病気にかかってしまっている猫もいる。それらを看病したりもしているので、本当に猫が好きなんだという事がひしひしと伝わって来るし、私の様に猫と住む人には大変勉強になる。

本には町田家の猫達の写真がいくつも掲載されていて、凄く身近に感じながら読み進める事が出来た。
第一弾はおもしろおかしく猫を観察した記録が綴られていて、私は大いに笑った。電車で読むのは至難の業だった。町田康の視点はとにかくおもしろいし、それらを表現する言葉のチョイスが私の笑いのツボをくすぐる。そしてその猫達に対応する町田康の奇怪な行動もいちいちおもしろい。
第二弾は、第一弾ではまだ登場してない保健所の猫達が登場するので、その様子を読んでいると、「動物と暮らす」ということを真剣に考えさせられたりする。第一弾とはひと味違う素晴らしい内容になっている。
そして、長い間動物と暮らしていると必然的に訪れる出会いや別れも、この本では事細かく書かれてる。これは実際に私が動物と暮らしているからなのか、かなり感情が揺さぶられた。夜な夜な部屋で一人、号泣したりもした。

私自身これを読んで、あらためて猫と暮らしている事に感謝した。
もっとこの日々を大切にしていこうと思った。
それから「動物と暮らす」とゆう事は、自分次第で変わる自分以外の命を、間近に感じながら生きていくとゆう事で、自分の人生の倍の濃い人生を送れるチャンスを得ている、と思った。産まれた時から猫がいたので、その存在が当たり前過ぎたが、町田康のエッセイが、日々をより豊かなものに感じさせてくれた。



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posted by iruyak at 2008-01-07 03:41 | Comment(0) | TrackBack(1) | book
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