キング 罪の王


キング 罪の王 The King 
 2005年/アメリカ
 監督 ジェームズ・マーシュ
 出演 ガエル・ガルシア・ベルナル、ウィリアム・ハート
    ローラ・ハーリング、ベル・ジェームズ




不思議な映画だった。
何の予備知識もなくこの映画を観ると、物語の結末が一体どこに向かおうとしているのか理解出来ずに苦しんでしまう。とにかく主人公のガエル・ガルシア・ベルナル演じるエルビスが、何を考えてるのかさっぱり分からない。そこが一番妙な気分にさせるし、結末が読めなくなる。
ラストはショッキングなものだった。

エルビスは海軍を退役しその足で、亡くなった母から聞かされていたまだ見ぬ父へ会いに行く。
父は牧師になり、幸せな家庭を持って生きていた。
エルビスは父に対面するが、二度と会いに来るな、家族にも近づくな、と拒否されてしまう。
しかしエルビスは、父の娘マレリーに近づき誘惑し始める。マレリーはエルビスの虜になってしまい、ついに2人は一線を越えてしまう。

本当に妙な気分だった。
この後彼は、静かに淡々と恐ろしい罪を犯してゆく事になるが、何がどの時点で変わり始めたのか、大げさなアクションもなく時は静かに流れていくので、観てるこちらはあっと言う間に悲劇の場面に立ち会わなければならない。
観ている側の怒りや悲しみといった感情など関係ない。
ただエルビスは何かを感じ、行動した。その事実だけが私たちに突きつけられる。

面白かったとか面白くなかったとか、そうゆう単純な言葉では片付けられない映画。
ジェームズ・マーシュの演出が良かった。美しさと醜さが共存していた。
特にラスト5分間あたりが、やけに頭に残っている。衝撃だった。







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posted by iruyak at 2008-04-30 00:14 | Comment(2) | TrackBack(1) |  ≫ か行
COMMENT
ガエルファンなもので、これみたいな〜と思ってるんですけど。
ちょっと不思議そうな映画ですね。むずかしいのでしょうか。
こういう余韻を残してくれる映画はすきです。
いつか観よう。
∞ Posted by pretty_kitten at 2008-04-30 09:45
>pretty_kittenさん

そうなんですか!ガエルファンなんですね。
私も結構、彼の演技は好きです。この映画に限らず、不思議な映画に良く出てますよね。でも毎回ちゃんと演じ切ってて、存在感もあっていいです。

この映画は複雑な話ではなくて、分かりやすいっちゃ分かりやすいんですよ。ただガエルが演じるエルビスの深層心理が、複雑で理解出来ない、出来ずに終わる、感じです。
でもよくこの役をこなした、と感心したので観る価値はあるかもです。
∞ Posted by iruyak at 2008-05-01 01:52
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キング 罪の王
Excerpt: 2005年/アメリカ 監督:ジェームズ・マーシュ 出演:ガエル・ガルシア・ベルナル    ウィリアム・ハート あああ、怖いですねぇ。。 復讐、なのかもしれない..
Weblog: えいがの感想文
Tracked: 2008-05-25 15:56

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