いわゆる猫本と違います。町田康の猫写真集。


膝のうえのともだち膝のうえのともだち




久々に本の感想を。
つっても、写真集。しかも町田康。
ええそうです。グサッと来るのは町田康ばっかりです。


最新猫写真集。
見た事ある写真がいくつかありましたが、堪能しました。

町田康(や奥さん)の撮る写真は、かわいく撮ろうとかゆう意図はほとんどなく、そのまま。彼らと暮らす中で町田夫婦が見てる姿をダイレクトに写真におさめてます。

だからよくある猫本の様に、読者に「やばーい猫かわいいーー」とかいう感情はほぼなし。
ただそこにいるのは同居人にとって愛おしい同居猫。
そこが凄いリアルなんです。
彼らは商品でも何でもない、ただ共に暮らしてる。気が向けば旅にでも出かけるんじゃないかっていうくらいの気楽さがあります。

この目線、流石町田夫婦といった感じです。


そして今回のこの写真集でグッさーと心に来ました、最後のエッセイ?小説?

町田康の本を読んだことがある方は分かると思いますが、始めは普通のエッセイなんかと思いきや、いきなり町田ワールドに連れて行かれます。

出た出た、と思って読み進めて行くとこれがまた。ただの町田ワールドではない。
猫(この本の表紙でもあるココア。享年22歳他、猫たち)と人間(町田康)の立場が逆になるという設定で、最後には人間の動物に対する愚かな姿勢をガッツリ読み手に突き付けるというか。

町田康の世界観が苦手な方はどう思うか分かりませんが、私はこの本を声高らかにおすすめしたいです。
従来の猫本とは一線を画してると思うので、普段猫本を読まれる方にも是非読んでほしいです。

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posted by iruyak at 2010-05-30 12:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | book

町田康


猫にかまけて猫にかまけて
町田 康

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猫のあしあと猫のあしあと
町田 康

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私の大好きな町田康が書く、私の大好きな猫のエッセイと言うのだから、これを読まないわけにはいかないし、読まないはずがない。少々興奮気味になるのも当然だ。
雑誌の方でちょくちょく読んではいたが、連載が始まりたての頃の分など、読み漏れが多々あると思っていた。別で読めずに溜まっている本を、順番に読んでる最中だったが耐え切れず、掟破りの順番抜かしで第一弾を衝動買いしてしまった。しかも第一弾では飽き足らず、第二弾にまで手を出してしまった。

町田節炸裂。毎回炸裂だが、彼の愛してやまない猫の話だけに、テンションが上がってしまって仕方ないのだろう、というのが読み取れた。
町田康は無類の猫好きで、彼自身(「猫のあしあと」を読み終えた時点で)9頭の猫(町田康は訳あって、猫を「匹」ではなく、「頭」と数える)と暮らしている。この本はその猫達の観察日記とゆう感じだ。しかもその9頭の内の何頭かは、保健所から預かっている猫で、中には病気にかかってしまっている猫もいる。それらを看病したりもしているので、本当に猫が好きなんだという事がひしひしと伝わって来るし、私の様に猫と住む人には大変勉強になる。

本には町田家の猫達の写真がいくつも掲載されていて、凄く身近に感じながら読み進める事が出来た。
第一弾はおもしろおかしく猫を観察した記録が綴られていて、私は大いに笑った。電車で読むのは至難の業だった。町田康の視点はとにかくおもしろいし、それらを表現する言葉のチョイスが私の笑いのツボをくすぐる。そしてその猫達に対応する町田康の奇怪な行動もいちいちおもしろい。
第二弾は、第一弾ではまだ登場してない保健所の猫達が登場するので、その様子を読んでいると、「動物と暮らす」ということを真剣に考えさせられたりする。第一弾とはひと味違う素晴らしい内容になっている。
そして、長い間動物と暮らしていると必然的に訪れる出会いや別れも、この本では事細かく書かれてる。これは実際に私が動物と暮らしているからなのか、かなり感情が揺さぶられた。夜な夜な部屋で一人、号泣したりもした。

私自身これを読んで、あらためて猫と暮らしている事に感謝した。
もっとこの日々を大切にしていこうと思った。
それから「動物と暮らす」とゆう事は、自分次第で変わる自分以外の命を、間近に感じながら生きていくとゆう事で、自分の人生の倍の濃い人生を送れるチャンスを得ている、と思った。産まれた時から猫がいたので、その存在が当たり前過ぎたが、町田康のエッセイが、日々をより豊かなものに感じさせてくれた。



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posted by iruyak at 2008-01-07 03:41 | Comment(0) | TrackBack(1) | book

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