
The Darjeeling Limited
2007年/アメリカ
監督 ウェス・アンダーソン
出演 オーウェン・ウィルソン
エイドリアン・ブロディ
ジェイソン・シュワルツマン
上映最終日に滑り込みで観に行って参りました。
ウェス・アンダーソン監督作品。期待通り、面白かったです。
話は前回の「ライフ・アクアティック」に続き、バラバラになった家族再生の物語。
脚本も音楽も、独特のカメラ回しもキャスティングも、前回とはそれほど変わらない感じでしたが、舞台となったインドでの撮影でこんなにもウェス・アンダーソン色を出せるのか、と感心。個性的な場所で、一歩間違えれば色負けしてしまうのではと心配したが、その必要はなかった。
インドは私的に「神聖な国」という印象だったが、彼の手にかかるとコミカルな国に様変わりしていた。
父に死をきっかけにバラバラになっていた3兄弟。
しかし、長男の呼びかけで3人は久しぶりに集まり、インドにて兄弟の絆を取り戻す旅を始める。
長男以外の2人と同じく、この旅は一体どこに向かうのかと一抹の不安を感じるが、この旅には別の目的があった。
父の葬儀にも参加しなかった、行方不明の母を探しに行く事だった。
旅にはトラブルは付きもので、尚かつ兄弟は歪み合っているわけで、落ち着きのない旅だったし、途中思わぬ事件も起きた。
しかし、見終えた後にはとても楽しんで旅が出来た様な気になり、温かく優しい気持ちなった。
3兄弟が愛おしくてたまらない。
それぞれがかなり個性的で、いい味出してます。
本編に入る前に「ホテル・シュヴァリエ」という短編が流れました。
3兄弟の三男ジャックと元彼女が、パリのホテルで繰り広げる大人の情事。といった感じでちゃんと本編にも繋がっていくので、この流れは面白いです。
元彼女にナタリー・ポートマンや、本編でちょいビジネスマン役にビル・マーレイなど、意外な所に意外な脇役が登場するっていうのも楽しめました。
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posted by iruyak at 2008-05-10 04:20
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