嫌われ松子の一生


嫌われ松子の一生 通常版 嫌われ松子の一生
 2006年/日本
 監督 中島哲也
 出演 中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介




私は基本的に、原作を先に知っていたら映画は観たくない派、です。
何故なら、既に自分の中で完成されている世界観を壊したくないから。えらそうに。

しかし今回は違った。映画「下妻物語」のファンである私は中島哲也監督に興味があり、尚かつ「中島哲也」×「嫌われ松子」が全く予想出来ない異色の組み合わせだったので、増々興味津々だった。
そしてある意味で予想通り、映画「嫌われ松子の一生」は原作とは全く違う世界観を持って生まれ変わっていた。

確かに原作との設定の相違や、端折られた部分、過剰なまでの演出等が若干鼻に付いたが、それは原作を知っているが故の事、むしろそれらも納得せざる終えないといった感じだった。
中島監督の映画は松子の一生を、明るい前向きなものに変えてくれた。

松子は女の子なら誰もが抱く、お姫様の様な人生を夢見ていた。
やがて教師になり、歌の上手な松子は生徒たちからも慕われ、幸せな生活を送っていた。しかしある時、修学旅行で起こった盗難事件がきっかけで、松子の転落人生が始まる。

今回で二度目の鑑賞だか、何度観ても松子の生き方は心に訴えかけるものがある。
見る人によっては、ただの馬鹿な生き方に見えるのかもしれないが、私の様な感情のみで生きてきた様な人間には、人ごととは思えない。

― 人間の価値は、
  人に何をしてもらったかではなく
  人に何をしてあげたかで決まる

今までに何度も耳にした様な言葉だが、その言葉の意味を松子の一生を通して、改めて実感した。つくづく。



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posted by iruyak at 2008-03-08 20:05 | Comment(2) | TrackBack(1) |  ≫ か行

キンキーブーツ


キンキーブーツ Kinky Boots
 2005年/イギリス
 監督 ジュリアン・ジャロルド
 出演 ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー
    サラ=ジェーン・ボッツ




この映画は実話を元に作られてる、という事が映画の冒頭に出てくるので、見終えた後これが実話かと驚いた。しかし後で調べてみると、110年の歴史ある靴工場がファッションアクセサリー工場に変わり、その中に男性用の物もあったという事のみが事実で、それ以外は架空の物語の様だ。
映画の中で靴工場の再生のきっかけとなったドラァグクイーンたち(男性が女性の姿でパフォーマンスをする)が、架空の人物かと思うと残念だが、よく出来た素敵な映画だった。

父の死によって泣く泣く靴工場を受け継ぐ事になったジョエル・エドガートン演じるチャーリーと、キウェテル・イジョフォー演じるドラァグクイーン、ローラの出会いで財政難だった工場の再生が始まる。
このローラという人がとても魅力的で、発言や振る舞い等が本当の女性以上に妖艶で繊細で美しい。気がつくと私は完全にローラに魅了されていた。表情等もいちいち美人思えたのは、私だけだろうか。
靴工場の従業員も始めは問題が山積みだが心優しく、味のある人ばかりでこの映画全体を温かいものにしていた。

本物の工場で本物の職人を交えて撮影が行われただけに、靴の製作過程等もリアルで、全てが実在するものの様に思える。
やはり人が何かを成し得ていく様子というのは興味深く、興奮を覚えるものだ。最後の最後までワクワクして仕様が無い映画だった。



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posted by iruyak at 2008-01-25 23:35 | Comment(0) | TrackBack(0) |  ≫ か行

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