HANA-BI


HANA-BI HANA-BI
 1998年/日本
 監督 北野 武
 出演 ビートたけし、岸本 加世子、大杉 漣




私の好きな映画、ベスト5には堂々ランクインする。
初めて観た時から何度観たんだろうか。数える気にもならない。それほど繰り返し観た様な気がする。しかも毎度新鮮な気持ちで。
私の周りには北野映画を、ただの暴力映画だと、あまり良く思っていない人がやや多い。とゆうより、私のこの感動に賛同してくれた人は、まず現れなかった。

私は北野監督を、もちろんただの暴力映画監督だとは、思っていない。むしろ、監督のやさしい一面が、随所に表れている為、純粋な気分になるほどで、特にこの「HANA-BI」は、暴力シーンが生々しい反面(何度も言う様にただの暴力シーンではない。私もどちらかというと、血が流れるのは苦手。)、やさしいシーンも実に丁寧に撮られている。

ビートたけし演じる寡黙な元刑事西の、不治の病に冒された妻や、ある事件をきっかけに、苦難な状況に立たされてしまった元同僚達やその家族に対する、不器用ながらも思いやる姿に、かなりの切なさを憶えてしまう。
西とその妻との二人で過ごすシーンなどは、とても静かで、どこか切ないが、とても温かく、西が妻を笑わせるシーンなどは、北野監督ならではの笑いで、本当に幸せそうで、この映画の見所の一つだと思う。
見所と言えば、シーンの全般に登場してくる北野監督の絵が実に素晴らしい。絵だけでも感動してしまう箇所が、いくつもあるくらいだ。
西の元同僚で、犯人に撃たれ、下半身不随になってしまった、大杉漣演じる堀部の心情など、この沢山の絵によって、かなり繊細に表現されている。雪と光の絵などは、初めて観た時から、ずっと頭に焼き付いている。
音楽も素晴らしい。私の大好きな久石譲氏が音楽を担当していて、この映画をより感情的なものにしている。

北野監督の撮る画は、常々写真みたいだなと思う事がある。独特の間をもって、次々に写真が映し出される感覚というか、本当に写真の様な手法で撮る場面もあるが、動きのある場面でも、一瞬一瞬が写真の様に私の脳裏に焼き付いていく感覚が、私はたまらなく好きなんだと思う。
そう、私にとっては素晴らしいの一言に尽きる映画。







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posted by iruyak at 2007-11-18 01:10 | Comment(0) | TrackBack(0) |  ≫ は行

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